2019年12月、主に人工関節治療などの専門的な関節治療を必要とする方々へ「専門性に基づく高度な医療を提供すること」を目的とし、これまでの人工関節に関する診療体制を再編し、当院整形外科内において関節治療センター(従来の人工関節センター)を設立しました。
患者さん一人ひとりの病状に応じて、薬物療法、リハビリ(装具等を含めた)、手術治療を適切に行うことで、これまで以上に高度で質の良い医療を提供できるよう、診療体制の充実に努めます。
当センターは、千葉県における東葛北部医療圏(柏、流山、松戸、野田、我孫子市)において、人工関節による治療を含めた関節治療において、中心的な役割を果たせるよう病院の理念に則り、質の良い高度な医療の実現に取り組んでまいります。
【手術支援ロボットの導入について】
2021年7月、最新の人工関節手術支援ロボット「ROSA Knee(ロザ・ニー)システム」を千葉県で初めて導入(国内7施設目)しました。安心・安全な人工関節手術の実現を可能とする、革新的なテクノロジーを搭載した手術支援ロボット「ロザ・ニー」を使用した人工関節治療によって、患者さんのアクティブで健康的な生活を取り戻し、さらなる健康寿命の延伸を目指します。
副院長 / 整形外科部長
ロボット支援手術認定実施医 國府 幸洋
【かしわ元気塾】2022年9月10日、当院の國府幸洋副院長と間野圭二理学療法士が、最新の膝関節治療について講演致しました。
名戸ヶ谷病院 関節治療センター 「先進的な個別化医療に挑む再生医療とロボット支援手術」
幅広い疾患と関節を患う方々に対応するため、各部位(関節)に精通した整形外科専門医・臨床研修指導医を中心に、総合的で質の高い医療を提供します。
良質で高度な医療の実践だけでなく、より優れた治療成績・周術期管理を目指した臨床研究にも取り組んでいきます。
整形外科医師、看護師や薬剤師、リハビリ(理学療法士、作業療法士)、関連スタッフとの多職種連携を通じたチーム医療によって、包括的で安心・安全な医療を実践します。
※ 膝と股関節だけの治療をもってして「人工関節センター」と標榜する考えは、当院にはありません。
(※人工関節)
(ロボット支援手術、術中ナビゲーション手術等)
((Extensile) medial parapatellarアプローチ等)
(主としてPL(後方)アプローチ)
Campbellアプローチ)
MIS(エム・アイ・エス)は、正常な組織(筋肉や腱、皮膚等)の損傷を最小限にした手術です。
当センターで行う人工関節手術では、原則として最小侵襲手術、通称“エム・アイ・エス”(MIS:Minimally invasive surgery)を実施しています。
解説)本邦において、急増する人工股関節や膝関節手術と比較して、人工肘関節による治療はまだ限られた術者・施設でしか実施されていません。股関節や膝関節の人工関節治療では、MIS手技を取り入れる施設がかなり増加していますが、人工肘関節置換術ではまだ限られた施設でしか実施されていないのが実情です。
下記のWEBサイトにおいて、人工関節のMIS治療について当院 國府幸洋 副院長/ 整形外科部長のインタビューが掲載されました。
当センターでは手術に関連した痛みの軽減だけでなく、手術後の円滑なリハビリ、そして早期社会復帰を目指しています。近年、術後の痛みを最小にする周術期疼痛管理(術中カクテル注射、弱オピオイド鎮痛薬などの使用)や身体に優しい麻酔法など、手術に関連するあらゆる侵襲を最小にする試みがなされており、当院でも積極的に導入しています。
手術中、関節周囲へ多剤カクテル注射を行うことで、従来行われてきた方法と比べて、手術後の疼痛は飛躍的に少なくなっています。
時間/曜日 |
診察室 番号 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
午前 | 1 | 國府 幸洋 | ― | ― | ― | 國府 幸洋 | |
9:00-12:00 | 2 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
午後 | 1 | ― | 國府 幸洋 | ― | ― | ― | ― |
14:00-17:00 | 2 | 廣瀬 恵介 | 廣瀬 恵介 | ― | ― | ― | ― |
※ 一部、予約制 ※ 土曜、午前:國府医師は第1、3週のみ
※ 紹介状をお持ちの方は、優先的にご予約いただけます。
怪我等の早急な対応が必要な際は、予約センターか窓口までご相談ください。